【きもの展】特別展「きもの KIMONO」ギャラリートークを拝見して

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みなさん、こんにちは。
管理人のAya(@nekura929)です。

少し前にYouTubeで特別展「きもの KIMONO」ギャラリートークの動画がUPされておりました☟

特別展「きもの KIMONO」ギャラリートーク

こちらの動画は2023年3月31日までの限定公開らしいので、見られなくなったときのためにこちらの動画についてまとめさせていただきました!!

目次

1.オープニングトーク

動画冒頭では「きもの展」入口で展示されておりました下記、2つの小袖が紹介されております。

1-1.小袖 白茶地桐竹模様綾(こそで しろちゃじきりたけもようあや)

1-2.縫箔 紅白段練緯地短冊八橋雪持柳模様(ぬいはく こうはくだんねりにきじたんざくやつはしゆきもちやなぎもよう)

「小袖」現在の着物の原型と言われているそうです。元々、鎌倉時代までは貴族の下着のような扱いだったそうです。つまり、着物の下着が少しずつ形を変え、現在の着物の形となったそうです。

1-3.表着 白地小葵鳳凰模様二陪織物(うわぎ しろじこあおいほうおうもようふたえおりもの)

十二単の1番上に着ていた着物だそうです。裏地が2枚重ねてあり、3層になります。身分が高い人は3層だったそうで、重ねの美しさを表現していたそうです。国内最古の着物だそうですよ。

2.モードの種類

2-1.縫箔 白練緯地四季草花四替え模様(ぬいはく しろねりぬきじしきくさばなよつがわりもよう)

画像引用:特別展「きもの KIMONO」展示構成より

四季を表現したお着物です。当時(安土桃山時代)の決まり事のように、四季の柄を取り入れていたそうです。このふっくらした感じは柄の刺繍はもちろん、着物の地も刺繍でつくられているそうです。これが本当の惣刺繍(そうししゅう)だそうです。また、中に和紙も入っているそうで、和紙のお陰もあってふっくらしているそうです。

2-2.屏風の紹介

遊女が描かれている屏風の紹介です。遊女のお召し物が当時の最新ファッションを描いているといっていいでしょう。太夫(たゆう)と呼ばれる高級遊女が着用しているお着物は特に華やかだったので、一目瞭然です。

3.京モード 江戸モード

3-1.小袖 黒綸子地波鴛鴦模様(こそで くろりんずじなみおしどりもよう)

江戸時代前期に入ると、着物をキャンパスと見立てて絵画のように描かれているのが特徴です。波・たけのこ・おしどりが描かれていますが、成長や子孫繁栄、夫婦円満を願って作られたそうです。素敵ですね。

3-2.見返り美人図

日本ではもちろん、海外でも有名な「見返り美人」の絵画の紹介です。現実の女性ではなく、想像上の女性を描いたといわれているそうです。当時流行っていた「吉弥結び」が美しく見えるように描かれているのも特徴的です。

3-3.振袖 紅紋縮緬地束熨斗模様(ふりそで べにもんちりめんじたばねのしもよう)

婚礼衣装だったと考えられ、今でいう「打ち掛け」のような着物だそうです。鶴や苔亀などの吉祥模様が描かれていることから、さまざまな願いが込められていたと想像します。

3-4.小袖 萌黄紋縮緬地雪持竹雀模様(こそで もえぎもんちりめんじゆきもちたけすずめもよう)

天璋院篤姫が普段着として着用されていたお着物になります。丹念な刺繍で雪持竹を表現したものになります。武家の方たちは、普段のお召し物は風景模様と決まっていたそうです。地模様も特殊で「紋縮緬」と呼ばれる生地でできており、細かい皺(しぼ)を立たせた縮緬のことを言うそうです。間違いなく手の込んだ着物と言えますね。そして、当時の職人さんもスゴすぎます!!

3-5.IKKOさんが季節の柄について質問、着物のルールができたのも納得!

小山さんいわく、昔の人は四季そのものに美を見出していたから季節の柄に関係なく、自分が着たいものを着ていたそうです。現代人である我々が見習うべき点と言えそうです。

また、IKKOさんが「どうして今は季節の柄を気にして着ないといけないのでしょうか?」という風な質問を小山さんに投げかけるシーンがあります。その質問に、

小山さん
小山さん

それは戦後になって一度、日本人が着物を着なくなってどういう風に着物を着たらいいのかわからなくなってしまったから。

と、お答えしております。なるほどな、とかなり納得しました。こういった背景から着付け教室が生まれたり、着方に関するルールが作られたと思うと闇雲に「着方のルールなんて要らない!堅苦しいだけだ!」とは到底言えません・・・。

ある程度、ルールや手順書がないとどうやって着物を着たらよいのか、わからないまま終わってしまいますものね。当初は「着付けのルールや季節の柄とか何てめんどうくさいのだろう」と思っていましたが、こういった背景があるとわかると納得できました!

3-6.小袖 白綾地秋草模様(こそで しろあやじあきくさもよう)

こちらは尾形光琳(おがたこうりん)という画家が直接小袖に絵を描いたという着物です。「冬木小袖」とも呼ばれているそうです。こちらは300年の時を経て、修理が必要な状態であり、修理プロジェクトが発足しました。修理には莫大な費用がかかるため、皆さまから寄付や募金を募っております。詳しくは下記まで☟

文化財活用センターは、2018年7月1日、国立文化財機構のもとに設置された組織です。すべての人びとが、文化財に親しみ、豊かな体験と学びを得ることができるよう、さまざまな活動を行っています。

4.男の美学

4-1.戦国時代・3武将の着物

織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の陣羽織が展示されております。どの陣羽織も3武将の個性が出てますが、何と言っても目を引くのが織田信長の陣羽織です。鳥の羽根を1本ずつ付けたというのですから、衝撃ですよね!!

4-2.振袖 白縮緬地衝立梅樹鷹模様(ふりそで しろちりめんじついたてばいじゅたかもよう)

友禅染の振袖ですが、こちらは若衆(わかしゅ)がお召しになっていたと考えられているそうです。若衆とは、男性の相手をする若い少年のことを言うそうです。

4-3.火消半纏(ひけしばんてん)

当時の江戸っ子のファッションは刺青(しせい=いれずみ)だったそうです。刺青に共通するものが火消半纏だそうです。

火事の際、表側の地味な紺色を出して火消しにあたりますが無事、火を消し終えると裏側の派手な柄を見せて帰ったそうです。当時は身1つで火消しにあたっていたのですから、かなり命懸けですよね。

無事に消火活動を終え、火消しにあたった本人も無事で帰還した場合、派手な柄をあえて出し、喜んだのだと想像します。

4-4.浮世絵・歌川国芳筆

歌川国芳の浮世絵を元にして火消半纏にも描かれたものが多数あるそうです。江戸時代の文化がどのように関わっていたか、というようなことも一緒に見ると面白いそうです。

5.モダニズムきもの(明治・大正・昭和初期)

5-1.近代着物の展示

明治から昭和初期にかけての着物コーディネートをトルソーに着付けられた状態で見ることができます。帯や帯留めも華やかでキラキラして見応えたっぷりです。

また、お太鼓結びも角を丸くしているバージョンやピシッと四角いお太鼓だったり同じお太鼓結びでも工夫されていて素敵です。なかなか着物の後ろ姿をじっくり見る機会が少ないので新鮮ですね。

5-2.屏風の紹介・高畠華宵(たかばたけかしょう)作

昭和初期に活躍した高畠華宵が描いた屏風になります。四季の移り変わりと共にファッションの移り変わりも描かれております。お召し物だけでなく、当時流行していたヘアーも丁寧に描かれております。

6.KIMONOの現在

6-1.TAROきもの・帯

かの有名な岡本太郎氏がデザインした振袖と帯も展示されております。色の配置が岡本太郎氏らしく、鮮やかで強い印象を持ちます。IKKOさんもおっしゃってますが、正に「1つの絵」ですね!

6-2.YOSHIKIMONO

呉服屋の息子であるYOSHIKIが立ち上げた着物ブランドです。2016年・2017年・2020年に3回コレクションを出しており、最新のコレクションが展示されています。伝統的な着物とは違った現代風なデザインが特徴的ですね。

X JAPANのYOSHIKIが手がける着物ブランド「YOHIKIMONO」オフィシャル ウェブサイト。Official website of "YOSHIKIMONO", the kimono brand which Yoshiki from X JAPAN produces.

ギャラリートークの動画がとっっっても×100面白過ぎて、記事化させいただきました💦ここまでお読みいただき、ありがとうございましたm(__)m

※出典画像はすべて特別展「きもの KIMONO」展示構成より、引用させていただいてます。

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